はじめに
深夜残業、コンペ前の徹夜、土日の撮影。広告主・制作会社・社内の三層調整。広告代理店は辞めづらさが積み重なりやすい職場ですが、退職代行を活用すれば、人事や上司、クライアントとの直接やり取りを避けつつ、安全ルートで最短の退職に進めます。
・広告代理店に合う退職代行サービスの選び方と交渉範囲
・おすすめ退職代行サービス25選
・LINEでの即日連絡停止から権限移管・貸与物返却までの流れ
・営業・制作・デジタルそれぞれの注意点とトラブル回避策
・体験談3例と、社会保険給付金サポート・失業手当サポートの使い方

僕さ、修正依頼が夜中に12連続で来たんだよ…。スマホの通知音で心までズタズタになった。



うわ、それ完全にホラー映画だな(笑)。おもち、まずは退職代行に丸投げしちゃおう。
広告代理店に強い!おすすめ退職代行会社25選


退職代行サービスは数多くありますが、ここでは料金、交渉力、追加サポート(転職支援・給付金サポートなど)を総合的に比較し、特におすすめの28社を紹介します。ご自分の雇用形態や状況に合わせて選んでみてください。
退職代行モームリ
- 運営:民間企業+労働組合提携
- 料金:正社員22,000円 / アルバイト12,000円
- 特徴:圧倒的なシェア率を誇る大手会社。YouTubeに実例動画を公開しており、どんなやり取りが行われるのかイメージしやすいです。弁護士監修で違法リスクを避けながら、団体交渉も視野に入る組合提携が強みです。
- 公式サイト
退職代行Jobs
- 運営:民間企業(労働組合と提携)
- 料金:27,000円前後
- 特徴:労働組合と提携しているため交渉が可能で、スピード退職にも強いです。後払いにも対応しているので、手元にお金がない方でも始めやすいです。顧問弁護士が監修しており違法リスクを回避しつつ、引越しや転職支援などのアフターフォローも充実しています。
- 公式サイト
退職代行OITOMA(オイトマ)
- 運営:労働組合
- 料金:24,000円(追加料金なし)
- 特徴:即日退職OKで、会社との交渉も可能です。返金保証制度があるので、失敗リスクを気にせず依頼できます。有給休暇や未払い残業代の問題も相談しやすいです。
- 公式サイト
弁護士法人みやび
- 運営:弁護士法人
- 料金:55,000円~
- 特徴:未払い給料や残業代の回収、損害賠償請求の対応など、法的に複雑なケースでも安心です。費用は高めですが、トラブルを100%回避したい場合や確実に権利を守りたい場合におすすめです。
- 公式サイト
退職代行ニコイチ
- 運営:民間企業
- 料金:27,000円
- 特徴:創業18年以上の老舗退職代行で、実績が非常に豊富です。後払い決済や転職支援などもあり、フォローが手厚いです。会社との交渉はできませんが、急ぎでトラブルが少なそうな人に合っています。
- 公式サイト
女性の退職代行>
- 運営:労働組合(toNEXTユニオン)
- 料金:正社員25,800円 / パート18,800円
- 特徴:女性向けに特化した退職代行で、女性スタッフが丁寧に対応してくれます。職場でのセクハラやパワハラに苦しんでいる方にも安心して利用してほしいという姿勢が感じられます。
- 公式サイト
男の退職代行
- 運営:労働組合
- 料金:正社員25,800円 / パート18,800円
- 特徴:「男性専用」と銘打ち、男社会特有の人間関係や体育会系の理不尽な職場文化に苦しむ方の駆け込み寺として人気です。担当スタッフが男性寄りの目線で親身にサポートしてくれます。
- 公式サイト
退職代行TORIKESHI(トリケシ)
- 運営:労働組合(日本労働産業ユニオン)
- 料金:25,000円
- 特徴:LINEだけで相談から退職完了までやり取りが完結します。深夜でも連絡できるので、忙しい方には助かります。有給消化の交渉や離職票の手続きも任せやすいです。
- 公式サイト
退職代行リーガルジャパン
- 運営:労働組合
- 料金:27,000円
- 特徴:転職支援や失業保険の申請代行まで幅広くサポートしています。会社への連絡をすべて代行してくれるので、まったく顔を合わせずに済む方も多いです。
- 公式サイト
ABAYO
- 運営:民間企業
- 料金:正社員19,800円 / アルバイト11,000円
- 特徴:低価格と退職できなかった場合の全額返金保証が魅力。正社員、パート・アルバイト、派遣社員・契約社員で料金が異なり、転職支援も提供しています。
- 公式サイト
弁護士ビーノ
退職代行リーガルジャパン
- 運営:労働組合
- 料金:27,000円
- 特徴:転職支援や失業保険の申請代行まで幅広くサポートしています。会社への連絡をすべて代行してくれるので、まったく顔を合わせずに済む方も多いです。
- 公式サイト
弁護士法人ガイア
退職代行サービスのretry(リトライ)
- 運営:行政書士事務所
- 料金:アルバイト20,000円 / 正社員30,000円
- 特徴:交渉はできませんが、行政書士ならではの書類作成サポートが強みです。全額返金保証があるので「退職できなかったらどうしよう」という不安を軽減できます。
- 公式サイト
辞スル
- 運営:民間企業
- 料金:正社員22,000円 / アルバイト18,000円
- 特徴:低価格が魅力で、正社員とパート・アルバイトで料金が異なります。労働組合との連携や弁護士監修がついている点も安心です。
- 公式サイト
青山北町法律事務所
ほっとライン
退職代行ゼロユニオン
- 運営:労働組合
- 料金:正社員23,980円 / アルバイト18,700円
- 特徴:新卒社員の割引がある点が特徴です。退職が完了するまで追加料金はかからず、有休や残業代の交渉にも対応できます。書類送付などもサポートしてくれます。
- 公式サイト
退職代行プラスサービス
- 運営:民間企業
- 料金:正社員21,780円 / アルバイト16,280円
- 特徴:女性スタッフだけで運営されているため、女性が相談しやすいと評判です。交渉はできませんが、全額返金保証や転職サポートなどが手厚いです。
- 公式サイト
ヤメドキ
- 運営:民間企業
- 料金:24,000円
- 特徴:後払いシステムを特徴としています 。
- 公式サイト
フォーゲル綜合法律事務所
- 運営:弁護士
- 料金:33,000円~
- 特徴:有名弁護士が在籍しており、公務員やナイトワークでも対応可能です。会社側が損害賠償を請求してきても、法的にきちんと対処してくれます。
- 公式サイト
退職代行あおぞらユニオン
- 運営:労働組合(あおぞらユニオン)
- 料金:12,000円~(詳細は要問い合わせ)
- 特徴:弁護士や社労士の資格を持つメンバーが複数在籍し、有給休暇や傷病手当金の手続きなどに詳しいです。低料金で団体交渉権が得られる点も評価が高いです。
- 公式サイト
退職代行相談所(司法書士)
- 運営:司法書士・行政書士
- 料金:55,000円
- 特徴:140万円以下の未払い残業代などであれば代理請求できます。弁護士より費用が安めで、民間業者より強力な法的権限を持っています。
- 公式サイト
退職代行やめたらええねん
- 運営:民間企業(労組提携情報あり)
- 料金:アルバイト9,800円~ / 正社員22,000円~
- 特徴:アルバイトなら1万円未満という格安料金が魅力です。交渉は難しい場合がありますが、「リピート割」などユニークな制度を設けています。
- 公式サイト
退職代行SARABA
- 運営:労働組合(SARABAユニオン)
- 料金:24,000円
- 特徴:テレビや雑誌で紹介実績が多く、知名度が高いです。有給消化交渉や残業代の請求などもしっかり代行してくれます。追加料金が発生しない一律料金も魅力です。
- 公式サイト
辞めるんです
- 運営:民間企業(LENIS Entertainment)
- 料金:27,000円
- 特徴:業界初の「後払いプラン(審査なし)」を打ち出したサービスとして有名です。会社と交渉はできませんが、退職代行が成功したあとに支払う形なので、経済的に厳しい方にはありがたいでしょう。
- 公式サイト
退職代行EXIT
- 運営:民間企業
- 料金:20,000円(一律)
- 特徴:最安級の価格設定と、業界初期からの実績が魅力です。メディア露出も豊富で、多くの方に認知されています。交渉はできませんが、単純な退職意思の伝達で十分な方には向いています。
- 公式サイト
退職代行ガーディアン
- 運営:東京労働経済組合(労働組合)
- 料金:24,800円
- 特徴:団体交渉権があるため、会社が退職を拒否しても粘り強く交渉してくれます。24時間365日相談を受け付けており、早朝や深夜でも連絡しやすいので助かる方が多いです。
- 公式サイト
退職代行の選び方(広告代理店版)
営業(アカウント/プランナー)
・顧客データ、CRM、見積・請求は持出し禁止。NDAの再確認
・媒体・制作発注の未処理分は基準日で線引き
・深夜連絡やパワハラの主張はメールやチャット、議事録で証跡化
制作(クリエイティブ/制作進行)
・素材、プロジェクトファイル、レンダーデータの返却と削除証跡
・外注先への連絡は会社窓口に限定。私物端末のデータは削除
・撮影日直前は責任範囲の合意書面で認識合わせ
デジタル(運用/アナリティクス/SEO)
・広告アカウント、タグ、計測IDの棚卸。個人アカウント紐付けの解消
・Looker Studioなどのレポート資産は権限移管を先に実施
・二段階認証の解除、バックアップコード回収、管理者確認をセットで実施
判断基準まとめ
判断軸 | 推奨タイプ | 補足 |
---|---|---|
未払い残業・ハラスメント・損害賠償示唆 | 弁護士運営 | 内容証明や請求の是非を法的観点で整理 |
強い引き止めや条件交渉が必要 | 労働組合運営 | 退職日・有休・未払いの交渉に対応 |
費用重視・スピード重視 | 連絡代行型 | 伝達中心。即日連絡停止に強み |
退職代行を使うメリット/デメリットとトラブル回避策
メリット
デメリット・誤解
トラブル回避チェック
・利用規約、委任契約、追加費用、返金条件、プライバシーポリシーを事前確認
・退職届と辞意通知はPDFで保全。メール、チャット、勤怠ログも保存
・権限停止の順序を明文化。広告アカウント→共有ドライブ→社内SaaS→端末の順を基本に設計
・請求・見積・与信など対外折衝は会社経由に限定
・口頭合意のみで進行
・個人端末や個人アカウントにデータをコピー
・クライアントに私物スマホから直接連絡
退職までの流れと準備チェックリスト【当日~退職後】
事前準備(前日まで)
・雇用契約書、就業規則、給与明細、勤怠ログ
・顧客・案件一覧、媒体発注・見積・請求のステータス
・広告アカウント権限表、共有ドライブ、BIツールの一覧
・ハラスメントや深夜連絡の証拠(メール、チャット、録音)
申込み当日
・退職希望日、最初の連絡先(人事か上長)、職種、貸与物・権限一覧を共有
・上司やクライアントからの直接連絡停止を要請
・以降の連絡は退職代行の窓口のみで統一
退職日まで
・私物回収、貸与物返却(PC、カード、端末、名刺、撮影データの媒体)
・有休消化、残業代清算、社会保険・年金書類の受領予定を確定
・権限停止と削除証跡を残し、アクセスログを保全
退職後
・源泉徴収票、離職票の受領
・NDAの再確認。制作物のポートフォリオ公開範囲を整理
・転職活動(事業会社マーケ、インハウス運用、制作会社、コンサル等)を開始
・社会保険給付金サポート、失業手当サポートで生活設計
返却・権限チェックリスト(保存推奨)
区分 | 項目 | 例 | 記録 |
---|---|---|---|
権限 | 広告アカウント/共有ドライブ/BI | Google広告、Meta、Looker | 移管と停止のログ |
機材 | PC/社用スマホ/カード/鍵 | 付属品、SIM含む | 受領サイン |
データ | 撮影素材/編集プロジェクト | RAW、プロジェクト、書き出し | 削除証跡 |
書面 | 退職届/清算書/返却書 | 到達確認 | PDF保全 |
外部 | 外注連絡/媒体社連絡 | 会社経由に限定 | 文面控え |



退職後のお金が心配でさ…。家賃とカードの支払いで胃が痛い。



僕も最初は同じだったよ。でも社会保険給付金サポートで受給期間を確認して、失業手当サポートで再就職手当の選択肢も整理したら不安が数字に変わった。カレンダーに「受給開始日」とか「手続き期限」を書き込むと、ただの不安が予定表になって安心するんだ。



不安を予定表に変換って、ゲームのクエストっぽくてちょっと笑えるな。
【体験談】退職代行で広告代理店を離れた3つのケース
事例1|営業(20代・総合代理店)
大型案件の直前、連日の修正指示や上司・クライアントからの深夜の直電で心身ともに限界を迎えました。思い切って退職代行にLINEで相談し、その日から上司やクライアントとの連絡をすべて停止。二週間後の退職で合意に至りました。
広告アカウントやCRMの権限は基準日で移管され、見積や請求の未処理分も分けて整理。さらに未払い残業については弁護士が運営する代行を通じて手続きが前進しました。退職後は事業会社のインハウス運用に転職し、顧客に追われない環境で働ける安心感を得られました。
事例2|制作(30代・制作進行)
撮影前の炎上タスクが重なり、休日も絶えず電話が鳴り続け、生活のリズムが完全に崩れてしまいました。退職代行に依頼したところ、外注とのやり取りを会社経由に限定し、素材返却や削除証跡の手順まで提示してくれました。撮影は会社が代替の人員を手配し、私物端末からのデータ削除もログを残して実施。
無事に退職できた後は社内動画チームに転身。定時勤務と健康を取り戻し、ようやく落ち着いた生活を送れるようになりました。
事例3|デジタル運用(20代後半)
業務で利用していた広告アカウントの二段階認証が個人スマホに紐づいており、退職時にトラブルにならないか不安を抱えていました。退職代行の指揮のもと、権限移管 → 管理者承認 → 2FA解除 → 端末返却という流れで対応を実施。さらに共有ドライブやレポート資産の移管も同時に進めてもらいました。
退職後はSaaS運用会社に転職し、在宅勤務を中心とした働き方に切り替え。生活の安定と柔軟なワークスタイルを得ることができました。
よくある質問(FAQ)
結論:広告代理店の退職は窓口一本化と書面確定が最短ルート
・退職代行は連絡代行型、労働組合運営、弁護士運営の三類型。争点の濃さで選定
・退職日は書面で確定。有休と返却物、権限移管の段取りを同時に設計
・広告アカウント、共有ドライブ、レポート資産は移管→停止→削除証跡の順
・外注連絡や対外折衝は会社経由に限定。私物クラウド保管は避ける
・社会保険給付金サポートと失業手当サポートで生活設計を先に固める
・LINEで現状を共有。希望退職日、有休残数、貸与物・権限一覧、証拠の有無を送付
・返信速度、説明の明瞭さ、料金の総額表示、返金条件、深夜対応の有無で比較
・転職の準備を並行。職務経歴書と実績の棚卸で次の仕事に接続
辞める決断は逃避ではなく人生の再設計。辞めると決めたら退職ナビでは、広告代理店に強い退職代行の比較、無料相談の導線、失業手当や再就職手当の活用ナビを用意。静かな初動で、次のキャリアへ進みましょう。
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