失業保険「28ヶ月」は本当?給付金詐欺の真相と悪徳商法の注意点を徹底解説!

退職した後に仕事を探そうとしているとき、「失業保険が28ヶ月もらえる」という話を聞いたことはありませんか。
実は、このようなうまい話には悪徳商法や詐欺の可能性があるといわれています。
僕(ひろ)はブラック企業勤めで心身が限界になり、社会保険給付金をフル活用して脱サラし、生活を安定させた経験がありますが、その過程で誤った情報や危険なサービスを多く見かけました

本記事では、失業保険をいくら受給できると謳う宣伝が何を意味しているのか、実際に28ヶ月はあり得るのかを検証し、注意点や安全に活用する方法を紹介します。
怪しいサービスを利用してトラブルになるのではなく、自分の退職後の人生を守るために専門家への検討や公的機関の利用を検討することが大切だと思います。
以下が具体的な内容です。

この記事でわかること
  • 失業保険28ヶ月という噂の正否や原因となる誤解
  • 悪徳商法詐欺業者が使う典型的手口と解決策
  • 社会保険に関する正しい知識や制度の意味を把握する方法
  • サービスなどを利用する際の注意点と安全策
  • ブラック企業を辞めた後、生活を安定させるためのメリットとポイント

怪しい勧誘に流されず、関連する公的制度を正しく理解し、次のステップへ進む一助になればと思います。

おもち

ねえ、ひろ。ネットで『失業保険を28ヶ月もらう裏ワザ』があるって見たんだけど、実際どうなんだろう。そんなに金を長く受け取れたら最高だよね

ひろ

確かにそう感じるよね。でも一般的には労働問題関連の専門家いわく、失業保険でそこまで長くもらうのは普通のルートじゃ無理だよ。詐欺っぽい広告や運営が怪しい業者もあるから注意してほしい

おもち

そうなんだ…やっぱりネット情報をそのまま信じるのは危険かな?僕、今のブラック企業を辞めた後、いくら失業保険が出るか気になってたからさ

ひろ

うん、意味が通じない宣伝も多いんだ。ここで正確な制度や注意点を把握しておくと安心だと思うよ


目次

なぜ「失業保険28ヶ月」が詐欺や悪徳商法と言われるのか

雇用保険単体で28ヶ月は不可能

失業保険(雇用保険の基本手当)は、最大でも330日(約11ヶ月)ほどが限度
専門家が監修する情報によれば、自己都合退職ならもっと短く、会社都合退職でも大幅に伸ばせるのは330日程度が上限となっています。
つまり、失業保険だけで28ヶ月という話は筋が通りません

傷病手当金と組み合わせた例を誇張

社会保険には傷病手当金があり、これは最長1年6ヶ月(18ヶ月)まで支給される可能性があります。
退職前に病気やケガで療養して傷病手当金をもらい、その後退職して失業保険を受給すると、合計が最長28ヶ月近くなるケースは理論上存在します。
しかし、それには厳しい要件があり、誰でも簡単にできるわけではありません。

悪徳業者が「社会保険給付金」と称して誘導

そうした複合制度を「社会保険給付金」という言葉でまとめ、実績や評判を偽装し「28ヶ月分を保証する」と広告して電話やメールで勧誘してくるのが悪徳商法です。
実際には高額なサービス料金を取るだけで、登録しても得られるメリットは少なかったり、不正受給を誘導されたりすることがあります。


失業保険28ヶ月を謳う業者の典型的手口

返金保証・成功率100%をアピール

もし失敗しても全額返金します」「メリットしかありません」など評判を強調し、受け取る給付金を絶対に増やせるかのような宣伝をします。
実際は契約書の提出で解約不可条項が隠されていたり、取り消しに高額の違約金が設定されていたりする場合があるので、よく確認する必要があります。

無料お試し後の高額請求

一見「無料期間で試せます」と親切そうに見えますが、その後自動更新で高額な月額料金を請求する形が多いです。
契約時に細かい文字で書かれた規約があり、解約手続きが複雑で問題になりがちです。

在職中に虚偽の病名で傷病手当を申請させる

一部では「会社が原因のストレスやうつ病を捏造しよう」とそそのかすケースも。
これは違法性が高く、もしばれてしまうと不正受給として解決どころか返還+2倍納付などのペナルティが課される危険性があります。

強引な勧誘で不安を煽る

このままでは生活が破綻する」「今しか受給できない」と煽り、すぐに契約を取ろうとします。
電話やSNSを使ったセールスで断れない雰囲気を作り、感じとしては非常に押しが強いのが特徴です。

おもち

こわ…返金保証って言われると安心しそうだけど、実際は高額請求されるかもしれないんだね。ネットの広告だけで判断するのは危ないな

ひろ

うん。しかも虚偽申告を勧められると労働問題でトラブルに巻き込まれるリスクが高い。変だと感じたらまずは公的機関に相談するか、在職の段階でハローワークや健康保険組合に問い合わせたほうが安全だよ


失業保険や傷病手当金の正攻法:28ヶ月近くなる仕組み

傷病手当金と雇用保険の仕組み

  • 傷病手当金:在職中に病気やケガで働けなくなったとき、最長1年6ヶ月(18ヶ月)まで給付を受けられる。
    退職後も特定条件を満たせば継続。
  • 失業保険(雇用保険):離職理由や期間により最大330日の給付(約11ヶ月)
  • 合計で理論上18+11ヶ月=29ヶ月近くなる可能性がある

条件が厳しい、誰でも簡単ではない

たとえば、「在職中に医師が労務不能と認める」「退職後も働けない状態が継続」「ハローワークに失業保険の延長を申請」など、複数の条件をクリアする必要があります。
多くの方はここまで継続して給付を受けるケースは少ないです。

不正手段は違法

診断書を偽装」「会社都合退職に書き換え」などは明らかに不正行為です。
発覚したら詐欺として罰せられる可能性があり、受給中の金額をすべて返還し、追加で2倍相当納付させられる場合もあります。
トラブルを避けるために、必ず医師や公的機関の正しい手続きを踏んでください。


安全な制度活用のための具体的なステップ

28ヶ月分受け取れる、という謳い文句に惑わされず、正しいフローで給付を受け取ることが大切です。

退職前にまずハローワークや健康保険組合へ相談

退職を考えているなら、在職のうちにハローワークへ行き、雇用保険の被保険者期間や離職理由を確かめましょう。
また、病気やけががあるなら健康保険組合で傷病手当金の可否を確認すると安心です。
専門家が監修した公的情報が一番確実です。

医師の診断書を正直に取得

うつ病のように見せかけて28ヶ月稼げる」などの誘い文句は危険です。
医師に正しい状態を診断してもらい、証明が出れば傷病手当金が使えるケースか判断できます
虚偽申告はリスク大です。

失業保険の延長申請をしよう

傷病手当金を受給しつつ働けない状態が続くなら、雇用保険の受給期間を延長しておけば、回復後に求職活動を始めたときに失業保険をもらえます
知らずに放置すると開始期限が過ぎて給付を受けられなくなることもあるため要注意です。

怪しい民間サービスはよく検討

給付期間を延ばす○○サービス」「社会保険サービス」など自称専門家が運営する民間サービスを利用するなら、必ず評判や口コミ、実際の契約書の条項を事前によく読みましょう
メールや電話でも丁寧に対応しないところは避けるのが無難です。

必要なら社労士事務所や弁護士事務所に依頼

労働問題に強い社労士や弁護士なら、適切な書類作成や手続きをサポートし、法的に問題ない形で給付を受け取る方法を提案してくれます。
全国に登録者がいるので、全国対応の事務所も探しやすいです。
ネットだけの謎業者よりは確実に信頼が高いでしょう。

おもち

確かに、傷病手当金+失業保険で結果的に28ヶ月近くなる場合もあるんだね。でもそれはちゃんと在職中から病気を証明しなきゃだし、虚偽はダメなんだね…

ひろ

そうだよ。ちゃんと医師が診断して『働けない状態』が続いたなら1年6ヶ月、で、それから求職活動を開始して転職するまでの330日とか合わせて28ヶ月近くいくかも、って話。悪徳商法はそれを誇大に宣伝してるから気をつけよう


よくある質問(FAQ)

Q1. そもそも傷病手当金と失業保険は同時受給できる?

同時にはできません。働けない状態のときは傷病手当金、働ける状態で仕事が決まっていないときは失業保険というふうに分ける必要があります。あくまで時期をずらして受給する流れです。

Q2. 在職中に無理やり病気を申告すれば28ヶ月分得られる?

NG行動です。医師が正しく診断しない限りは「虚偽」とみなされ、後から不正受給として受け取る分を返還させられます。法的に大きなトラブルになる可能性が高いです。

Q3. 会社が倒産して退職した場合は延長できる?

倒産など会社都合のときは失業保険の給付日数が長くなる場合がありますが、それでも330日ほどが上限です。傷病手当金を受給するには退職前の健康保険加入や在職中の診断など別の要件が必要で、勝手に合計で28ヶ月になるわけではありません

Q4. 「退職給付金28ヶ月キャンペーン」みたいな広告を見ました。安全?

キャンペーン」や「特別価格」を前面に打ち出す業者は怪しいことが多いです。雇用保険や健康保険の給付はキャンペーンで増減しませんサービス料金だけ高額になる恐れがあるので、検討しているなら注意点をよく調べましょう。

Q5. 相談先はどこがいいですか?ハローワークで対応してもらえる?

ハローワークは雇用保険に関する相談対応はしてくれますが、健康保険や傷病手当金に関しては各健康保険組合の領分です。社会保険労務士事務所なら両方にまたがる相談が可能なので、ケースによって上手に使い分けると良いと思います。


まとめ:失業保険28ヶ月は詐欺に注意、正攻法で給付金を活用しよう

最後にポイントを箇条書きで整理します。

  • 失業保険を28ヶ月受け取るという宣伝は、
    単独の雇用保険ではあり得ない
    傷病手当金と合算する手法を誇大に宣伝している
  • 悪徳商法・詐欺の手口
    ・「社会保険給付金」「誰でも28ヶ月」など曖昧な言葉で誤解を誘う
    ・在職中に虚偽病名を申告させるなど不正を勧める
    ・無料期間後に自動的に高額請求する
  • 安全な制度利用の方法
    ・ハローワーク・健康保険組合へ相談
    ・在職中に本当に病気なら傷病手当金 → 退職後回復してから失業保険
    不正はNG、大きなリスク
    社労士や弁護士など専門家に頼むと確実
  • 仕事を辞めるなら焦らず情報を集めよう
    誇張広告や「絶対に28ヶ月保証などは疑う
    ・自分の状況を把握し、次のステップを安心して踏める準備が大切

結論として、「失業保険を28ヶ月もらえる」との話は現実離れしています。
確かに傷病手当金との組み合わせで理論上近い期間になる例はありますが、虚偽や不正手続きで長期間もらうのは詐欺にあたる可能性が高いです。正規の制度活用なら、ハローワークや健康保険組合、あるいは社会保険労務士事務所に依頼し、怪しい業者に巻き込まれないようご注意ください。転職や新しい仕事に向けて動き出すためにも、公的機関や信頼できる専門家のサポートを受けながら安全な道を選んでほしいです。

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